カッワーリー・グループの若手ボーカリストである。
追記：2012年3月にBadar Ali Khanが初来日した際の記事は以下のURL。
[Badar Ali Khan with Shagird -[Japanese Fusion/Shane Qalandar]
カッワーリーとはイスラム教神秘主義＝スーフィズムにおける
儀礼音楽であり、またインド・パキスタンにおける
宗教歌謡でもある。
世界的に有名な故 Nusrat Fateh Ali Khanも
パキスタン生まれのカッワーリー・ミュージシャンだ。
今回紹介するBadar Ali Khan with Shagirdの
｢Japanese Fusion｣は聴いてみて解る通り
｢幸せなら手をたたこう｣をカッワーリー的に
アレンジした楽曲である。
普段ラホールで活躍しているBadar Ali Khanの
カッワーリー・グループの元に弟子入りした
日本人T・Kのアレンジによるもので、
楽曲中に日本語で歌っているのもT・K本人である。
元々 ｢幸せなら手をたたこう｣の原曲はスペインの民謡であるが
日本では1964年に坂本九が歌ってヒットし、
今や童謡としても親しまれている。
誰もが知るように｢幸せなら手をたたこう｣には
歌中に合いの手で手をたたき鳴らす場面があるが、
それがスタンダードなカッワーリーの演奏中にある
手拍子と繋がってT・Kのアレンジの
イメージが広がったのかもしれない。
私はT・Kと共にパキスタンで時間を過ごしたことがある。
彼は北パキスタンを買い取ったポロ馬とリヤカーで旅した男だ。
今はどこにいるのだろうか。
昨年はインド・ヴァラナシで
タブラ修行をしていたという情報があった。
またパキスタンで互いに
楽士の弟子として再会できれば幸いである。
＊楽曲のストリーミングに時間がかかる場合が多いようです。
ストリーミングされない場合はPlayerタイトル画面下にある
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追記：2012年3月にBadar Ali Khanが初来日した際の記事は以下のURL。
[Badar Ali Khan with Shagird -[Japanese Fusion/Shane Qalandar]
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