2012/06/15

ミリキタリの猫 [The Cats of Mirikitani]











ドキュメンタリー映画「ミリキタニの猫」を見た。

この映画は主人公であるニューヨークの路上画家、
ジミー・ツトム・ミリキタニ(Jimmy Tsutomu Mirikitani:三力谷 勉)の
生き方を追いかけたドキュメンタリーだ。
カリフォルニア州サクラメント生まれの日系二世であるミリキタニは
3歳で日本に戻り広島で育ち、長じて日本画を学ぶ。
軍国主義の日本を逃れてアメリカに戻ったのは18歳の時だったが、
第二次大戦後の米政府の政策によって、
カリフォルニア州北部の砂漠地帯の強制収容所入りし、市民権を剥奪される。
その後様々な環境の変遷を経て70歳を過ぎてから
ホームレス生活を余儀なくされる。

しかしながらミリキタニは決して描くことを辞めはしなかった。
ミリキタニの絵を買ったことをきっかけに、
時折、彼を撮影していたリンダ・ハッテンドーフ監督は、
2001年9月11日に世界貿易センタービルが崩壊した時にも
路上で絵を描き続ける彼を心配し、自分のアパートに招く。
戦争の傷跡で心を閉ざしていたミリキタニが
リンダとの友情と創作によって癒されていく軌跡が展開して行く。



映画「ミリキタニの猫」公式HPは以下のリンクより↓

http://www.uplink.co.jp/thecatsofmirikitani/














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