2012/08/14

そして旅が終わったら -[内田ボブ]










*音楽配信サイト「VOON」サービス終了のため
 SoudCloudより配信 (2013/10/15)





今日はVOON PLAYERにおいて
内田ボブの名曲 [そして旅が終わったら] 。

大好きな曲の一つである。
YouTubeにも同曲を歌う内田ボブの映像があるが、
私はこのVOON PLAYERで聴くことのできるバージョンが
特に好きなのである。


内田ボブはアーティストであり、活動家であり、
そして何よりもあったさんなのである。
伝説の長老ナナオサカキがそうであったように・・・。

ボブさんとはアースデイ東京やアースガーデンで
たまに御会いしたことがある。
仮装気味の故・下村誠さんの後ろからギターを肩にかけたまま
歩いていてふらりと私のブースで立ち止まってくれたのが最初だった。








「そして旅が終わったら」作詩:ナーガ(長沢哲夫) 作曲・歌:内田ボブ



やわららな太陽のこめかみから
世界のひもが湧き出てくる

水が築くわらぶき小屋
その戸口に一匹の魚が泳ぐ
その奥の暗がりにも

2匹の魚は果てしなく
旅を続けている

小屋の前には花々が咲き乱れ、
と思う間にコンクリートの
巨大なゴミがそそり立つ

かねて あった時の流れ
今ではうっそうと霧がたちこめている
ふと立ち寄る小舟には
ガラス張りの海と
ガラス張りの記憶の海が積まれている
そのはずれにはいつも
壊れかけの高速道路が行くあてもない
車の列を乗せころがっている

地図には ”生きながらえて” とあっても
実際にはただの剥き出しの
喉の震えがあるばかり
さらには ”しあわせ” などという
地点は実際には水色の顔の
傷口に行き来する一匹の
華麗なやものりの鳴き声なのだ

”仕事とか飲むとか食うとか楽しむとか”
みごとに力強く記されてはいるが
実際には真夏の陽盛りに
投げ出された飛べない蛾の羽ばたきだ

おろおろすることはない
世界はもぬけのからだ
ふり返らなくともいい
心は次に次に水に溶けていってしまう

さぁ出かけよう


そして旅が終わったら
美しい川のほとりで会おう

美しい川のほとりで会おう




作詩はナーガこと、長沢哲夫。
1942年、東京生まれ、詩人。
1960年代後半、ナナオサカキ、山尾三省らと
コミューン「部族」を立ち上げ「バム・アカデミー」(乞食学会)なるものをつくり、
乞食同然の姿で全国各地を旅した。
「部族」結成前からアメリカのビートジェネレーションを代表する
ゲーリー・スナイダーやアレン・ギンズバーグと親交をもっていた。
1969年から70年にかけて、インド・ネパールを1年間放浪する。
70年半ばにコミューンは解散するが、「部族」の拠点でもあった
トカラ列島・諏訪之瀬島にそのまま居住。
その後、30年以上にわたって島の漁師として生計を立てながら、
詩作を続けている。

主な詩集に『魚たちの家』(南方新社)、『一秒の死を歩く』(私家版)、
『きらびやかな死』(SPLASH WORDS)など。
(ウェブマガジン”この惑星”より転記)



8/21(火)、静岡県浜松にある Payaka
内田ボブのライヴがあるとのこと。

Payakaブログに記載されている内田ボブ・プロフィール。

15才で家を出て転々・・・。
ジャパニーズヒッピーカルチャー創世記、
ナナオサカキ、ナーガ(長沢哲夫)、
山尾三省、ゲイリー・スナイダーら「部族」の中心人物達と出会い、
コミューンを転々・・。
西表島にて水牛百姓10年。
現在は南アルプス大鹿村にて畑を耕し、
脱核文明を祈り、時折里に下りては歌い歩く。


私にとって、内田ボブさんは
また、いつか、どこかで、どうにかして
御会いしたいヒトの一人なのである。














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