2012/11/25

Naghara in Pushkar













今回のインド・ラジャスターン州プシュカル滞在中に撮影した
ナガラ太鼓の演奏風景。
撮影は今回携帯したiPhone3GSにインストールしていた
動画撮影アプリで「8ミリ」。

プシュカル湖では夕暮れ時にほとんど毎日ナガラ太鼓が演奏される。
ナガラ太鼓の発祥は中近東とされ、軍楽で馬に乗せて演奏するために
三角錐の形になったと言われている。
各国に素材や大きさが違う同じタイプの楽器が存在するものの、
音高や音色の違う太鼓を組み合わせて使用する点は共通。

インド・ラジャスターン州では神聖な楽器とされ、
寺院などにも設置してあり儀式や祭事の際に演奏される。

実はこの楽士とは前からの知り合いで、私が数年前からパキスタンのDholiに
弟子入りしたことを話してはいたがなかなか伝わっておらず、
今回は携帯したiPhoneで自分の師匠の演奏している動画を見てもらった。
それまではよく日本で演奏するチャンスを作ってくれと一方的に懇願されていたが、
ようやく私のこれまでの話の経緯を理解してもらえたようで、
ビート話に花咲くことになった。


夕暮れ時の撮影だったが、動画設定はモノクロにした。
「ドキュメンタリー」でもなく、編集もなく見たままの「記録」を主張する
旅ビデオが個人的にあまり好きではないので、今回は光溢れる夕暮れだろうが
モノトーンで出来るだけシンプルに音主体で撮りたかったのだ。
夕陽と湖に反射する光を写真におさめる旅行者が多い中、
その構図の中に動画を撮りたいだけの自分が入らないように気を配りながら
初めのうちは楽士の後ろから撮影していたが、
全体で8分44秒の撮影の途中、5分15秒くらいから演奏の熱に舞い上がり
楽士の側面に移動してしまった。

短いが素晴らしい演奏だった。
彼にはたくさんの弟子がいて、日本人の弟子も少なくない。
もしかしたら私の友人も彼の弟子かもしれない。

彼が彼の弟子のサポートでいつの日か海外で演奏する機会を得ることを
私もrabiyaも心から願っている。
















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